ダンボール肉まんの背景
ダンボール肉まん事件が発覚したころの中国では、豚肉の価格が上がっていて、食品を扱う工場やメーカーなどでは、豚肉を始めとする肉類の確保が大変困難な状況だったのだそうです。
ましてや、個人で食品店を経営しているような立場であれば、その確保の困難さはさらなるものであったことが推測できます。
どんどん高騰していく豚肉の価格に比べると、問題となったダンボールの価格は豚肉の約20分の1程度のもので、格安でした。
格安とはいっても、元来豚肉とダンボールとは比べる次元が違っているということは、いうまでもありません。
常識的に考えれば、当然子供にでもわかるこのような比較を、材料の豚肉を確保することができない露店の店主はしなければならなかったのです。
なんとかして、肉まんの材料費を浮かせて販売し、少しでも多くの利益を得たいという、商売人としての理想と現実との狭間でのギリギリの選択だったのかもしれません。
実際には、ダンボール入り肉まんは、1日に2000個ほどが販売されて、きちんと利益が上がっていたのだそうです。
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